IE9ピン留め
甘党生活
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街、川、丘のてっぺん
3日目は明るい曇り。寒くもない。
以前住んでいたリッチモンド と Twickenham(トゥィケナム)を訪ねる日です。

アールズコートからディストリクトラインに乗って終点のリッチモンドまで。
駅を出ると懐かしい景色が広がります。お店はだいぶ変わっちゃったけど、街全体の活気は前と同じ。
テスコもハビタもHMVもちゃんとあった。絵本の専門店もそのままに。


テムズの川沿いに下りていって、思い出にドップリとつかりながら、歩いたり、休んだりしました。


そこでちょっとしたハプニングがあったけど(lecheさんが連れて行ったテディベアをなくすという)
その話はまたの機会に。(または本人から聞いて下さい。)



繁華街を抜けて今度は静かな住宅街の丘をのぼっていきます。この先にはリッチモンドパークがあります。

住んでいるときはなぜか行ったことがなかった。いつも途中のカフェでお茶して帰っちゃったんだ。いつでも来れるって。

今回ここまで来たのは、ここにリックのお墓があるとキットに聞いていたからです。
リックは私の唯一の写真の先生で、3年前に若くして亡くなりました。キットの友達でもありました。

公園と言っても日本の公園とはスケールが違います。町がいくつも入るような広大な敷地です。
そんな中でちょっとお墓まで行くのは困難を極めたので、
見晴らしの良いところから、リックの住んでいたキングストンの方に向かって手を合わせました。



そしたらね、こんな事言うとアレなんだけど、耳元でリックの声が聞こえた気がしました。
ケイコゥ、ケイコゥと何度も呼ばれたよ。うれしくて初めて涙が出たよ。本当にうれしくて。


曇り空の中にぽっかりとあいた青空を見上げて、それからまた坂道を下りて行きました。
# by flexie | 2011-02-17 23:50 | たび
art and walk
ロンドン2日目は雨。アールズコート駅前の雑貨屋で折り畳み傘を買う。留学中なら7ポンドの傘なんて絶対に買わなかったけど。

電車代が安くなる9時半を待ってピカデリーラインに乗り込み、何駅か先のラッセルスクエアで降りました。
lecheさんが絵を展示するSt.Pancras Charchは高級ホテルが立ち並ぶ界隈に
ひときわ目立って荘厳に建っておりました。でえーい、こんなとこでやるんだ。来たことなかったよ。
Japan Contemporary Art


地下はひっそりとして、ちょっと怖いくらいの場所。お化けが出たらすぐに逃げよう。
持ち込んだ絵と先に到着していた絵の荷を解いて、割り振られた場所に飾っていきました。
lecheさんの作品は、展覧会の趣旨であるコンテンポラリーアートって感じじゃないけど(あんまり意味わかってないけど)
その場所の雰囲気には割と早めに、すーっとなじんでいきました。絵も生きていますから。

たいして働きもしなかったけど、疲れてお腹がすいたので、昼過ぎにはそこを後にしました。

午後はテムズ川の南岸にあるテイトモダンという美術館に行きました。前はテイトギャラリーだった?
シティから歩いてテムズを渡っていこうとしたら、橋の架け替え工事中でした。さすがにボロかったからね。
じゃあってことで、ちょっと遠いけどウォータルーからうらさびれた町を歩いて行くことにしました。よく写真を撮りにきた辺りです。
今は再開発の真っ最中で、あちこちに重機がそびえていました。来年はオリンピックがあるんだね。

美術館の中はだいぶ様変わりして、意味不明の現代アートがたくさんあって、わっははーって感じでした。
好きな巨匠の作品がないなー。巨匠どこいったーと歩いていたら、突如大きな部屋に大きな作品が6点。
リヒターの「Cage」という作品群に心を奪われました。胸がぎゅーっとなってね。

探してた巨匠の作品はたぶんもうひとつに分かれたテイトブリテンにあると思うんだけど、
行ってよかった、テイトモダン。今度はちょっとくらい下調べをしておこう。

帰りは新しくできた橋を歩いて渡ってSt.Paulまで行き、
通勤ラッシュで混雑する電車に乗ってホテルに戻りました。


あまりにもくたびれて、ふたりしてご飯も食べずにぐーすか寝てしまいました。
時差ぼけのせいもあったのかなあ。目が覚めてもまだロンドンにいたから安心して、もう一度眠りにつきました。

# by flexie | 2011-02-16 22:37 | たび
おいしいぜイギリス
イギリスの食事はおいしくないとよく言われるけれど、それは調理法の問題であって、素材はそれぞれいいんです。
今回の旅で思いがけずよかったのは、ホテルの朝食です。
全粒粉の薄めにスライスしたパンをカリカリに焼いて、マイルドで少し甘みのあるバターとフルーツジャム。
こくのあるミルクがたっぷり入った紅茶、コーヒー、チョコレートドリンク。
3種類のシリアルに、チェダーチーズ、グレープフルーツ、ヨーグルト。
なんかおいしそうでしょう。おいしいんです、とても。

1点だけ残念だったのは、ゆで卵がゆで過ぎなこと。半熟で出てきたためしがないの。
これはまあしかたがないとして、普段そんなに食べないのに朝からガッツリですよ。食べ放題。


出発前に友達から、「ロンドンは前と違うよ。おいしくなったよ。」と聞いててほんとかって思ってたけど、
街中にレストランやカフェが増えていて、スーパーマーケットの食材も安くて新鮮なものがたくさんあったから、あながち嘘でもないのかもね。

実際私たちが入ったチキンの専門店やパブのトラディショナルミールや
マクドナルドのサンドイッチやBAの機内食でさえ格段においしくなっていました。

いったい何があったんだい?

うまいうまいとつい食べ過ぎてしまい、帰る頃には4パウンドほど体重が増えてしまったのでした。
# by flexie | 2011-02-15 23:47 | たび
the 1st day in London
友人で絵描きのlecheさんがロンドンのSt.Pancras Charch のギャラリーで開催されている
日本のアート展に出品することになったので、手伝いも兼ねて一緒についていくことになりました。

ロンドン往復3泊5日の旅。

航空券、ホテルの手配はlecheさんにおまかせで、
ツアー観光でもなく、留学でもなく、ましてや全然仕事でもなく、ゆったりとした気持で迎えた当日。
荷物だって少ないし、毎日おんなじ服着てたっていっか。

「シートが満席なのでひとつ上のクラスの席にご案内します。」
って意味がわからないけど、広いし足も伸ばせるし快適な空の旅。
ビールやらワインやらを飲めるだけ飲んで、映画観て、寝て、また食べて。
いつ豚に変身してもおかしくはない状態。

入国審査では15年前の苦い経験が蘇ってきます。
学生ビザを取るためにろくに話せない英語で説明しようとしても全く通じなくて、
人に助けてもらってようやく入国できたのでした。
今回は「さいとしーいんぐ」って言えばいいんでしょ楽勝。って思っていたら、
係官が私のパスポートを見るなり「前に来たことあるでしょ」と言って目の色を変えた。
ワーキングパス取得の履歴が残ってたんでしょうね。すごく怖かった。縮み上がったよ。


空港からホテルまでの郊外を走るUndergroundは、あまり変わらない風景、曇り空。
だけど変わったのは、車内の人のほとんどが、スマートフォンや携帯を持ってたこと。
東京と同じ。みんないそがしくて楽しそう。

夕方ホテルのまわりを散歩して、ノルマである
「Pub でギネスを飲んで、フィッシュアンドチップスにモルトビネガーをガバガバかけて食す」
を、日本時間の明け方にふらふらになりながら達成。


そうやってその日は酔っぱらいながらフェードアウトしていきました。

# by flexie | 2011-02-14 22:01 | たび
旅のはなし
どこかに行きたいなと思う時、なんとなくその場所に呼ばれてる気がしませんか。
場所だけでなく、人だったり、音楽だったり、作品だったり。


今回呼ばれた気がしたのは、鳥取の大山という山。
その麓に植田正治写真美術館があります。
福山雅治のファンの方はよくご存じかと思います。


そこに行きました。2度。

1度目は休館日でした。
当然調べておくべきなのに、うかつでした。
諦めきれずにそこに行き、外観とそこから望む雄大な山を写真に収めました。

それで終わりにするつもりだったんです。
次の予定地があったし、
その日のうちに車を返さなければいけなかったからです。

諦めなかったのは、一緒に旅をしたlecheさんです。
鳥取から米子まで、約100km。
朝8時に出発して、昼までにまた鳥取に帰って来なければなりません。
実際美術館に滞在できるのは30分あるかないか。
不可能じゃないなら行こうと。

雨の中辿り着いた美術館は静かにそこにありました。

植田正治さんといえば砂丘モードが有名です。私もそれで知りました。
若い頃から晩年に至るまで、鳥取の風景、家族の肖像などを
独特のトーンで表現していました。印象に残る作品がたくさんありました。

ほんとはもっといたかったけれど、時間がきてしまいました。


亡くなった今も、鳥取の人びとは先生を誇りに思い、愛し続けています。
私も先生の『生きた』作品と対峙して、その理由が少しわかった気がしました。
# by flexie | 2010-09-28 21:45 | たび

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